ラスモルタル外壁による耐力壁認定の取得

日総工業株式会社(本社:大阪府堺市)は、富士川建材工業株式会社(本社:神奈川県横浜市)、日本電気硝子株式会社(本社:滋賀県大津市)、株式会社ニッケンビルド(本社:東京都江東区)と共同研究を行い、ラスモルタル外壁として『日本初となる耐力壁認定』を取得いたしました。

耐力壁は、建物が地震や風等の水平力に耐えるために用いられる壁であり、重要な構造部材です。一方ラスモルタル外壁は非構造部材(外装材)であり、風雨や火災から建物を保護し且つ美観を形づくって来ました。ラスモルタル外壁は非構造部材ですが、高い水平耐力を有しており、地震等の揺れに有効に働くことが知られています。しかし、構造部材とするには、構成する金属部材のさらなる耐久性が求められる事や、現場施工による品質の安定性や管理も課題とされてきました。このようななか同 4 社は、ラスモルタル外壁として、耐力壁認定「壁倍率 2.8」を取得いたしました。これは、本来ラスモルタル外壁が持っている高い耐震性能を評価された、極めて画期的な認定です。なお壁倍率は水平耐力の強さを表す数値で、厚さ 1.5cm、幅 9cm の筋交いが「1.0」、一般的に多用されている木造軸組み構法の構造用合板張りで「2.5」となっています。
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<本製品の性能>

①構造用合板を上回る高い壁倍率 2.8
②筋交い・構造用面材との併用が可能
例:ラスモルタル外壁 2.8 + 構造用合板 2.5 =5.0 (壁倍率の上限 5.0)
③外部からの高い耐衝撃性
耐衝撃試験では規定衝撃力の 1.5 倍でも、有害な損傷が無いことが確認されています。
④耐風圧性能
想定風速として最も高い、沖縄 V0=46m/s で損傷が見られないことが確認されています。
⑤耐久性
ステンレスラス及びステンレスステープルの使用による高い耐久性と、粘り強い構造耐力を実現しています。

<本製品の仕様>

○木造軸組造外壁通気工法
○1P(幅 910mm)と 2P(幅 1820mm)がある
○使用部材
・ニッケン通気ステンレスメッシュラス
・ステンレスステープル V-0832S
・耐力壁用 既調合軽量セメントモルタル
・塗り厚確認ピン モルきんくん 0024
・アリスグラスファイバーネット

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<施工管理方法>

・施工者は富士川建材工業㈱の実施する講習を受講し、技能登録された者。
・施工管理チェックシートにより、工程間、使用部材の確認・記録をする。

<認定番号>

1P 用:FRM-0529 2P 用:FRM-0530

<耐震改修工法>

耐震改修には耐力壁同様の、ニッケン通気ステンレスメッシュラス、ステンレスステープルV0832S、既調合軽量セメントモルタル、アリスグラスファイバーネットの組み合わせで、別途耐震改修工法を(一財)日本建築防災協会にて取得しています。本工法は外壁のみで高い耐力を確保できるため筋交いや構造用合板の工程を省けさらに、外壁側からの施工のため住居に居ながら耐震補強が可能です。住宅等防災技術評価 評価番号:DPA-住技-58 名称:ARICE 木造外壁耐震改修工法

<今後の展開>

ラスモルタル工法による耐力壁認定は、構造用合板等との組み合わせで、壁倍率 5.0 まで可能であり、建物の耐震等級を高めることが可能です。今後更なるノウハウを蓄積しつつ、実現場への運用を目指していきます。

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